2013年3月19日火曜日

DeNA共同創業者 川田氏の「選択」




第2回目に登場していただく方は


 DeNAの共同創業者の川田尚吾さんです。









【DeNAってどんな会社?】


-グローバルNo.1のインターネットカンパニーを目指している会社です-


2013年1月に、新しいロゴを発表!Delight and Impact the Worldという思いが込められているそうです。

1999年3月に創業。そして、同年インターネットオークションサービスをスタートさせる。会社としては、まだ13年目にも関わらず業界トップとして大きなインパクトを持っている。





【川田さんってどんな方?】

ー「ヤバいね」「イケてる」が褒め言葉です。ー



元々、大学で工学を学んでいた川田さん。自身が作り手であることから、世界を変えるようなテクノロジーを最高に面白いと感じるという。

話を聞くと、1999年にiモードが出たときには腰を抜かすほど驚いたそうです。「ヤバい!」と感じたのもつかの間、iモードは瞬く間に日本の携帯市場で欠かせないサービスになりました。

また、iPhoneにも強い衝撃を受けたそうです。iPhoneがまだ日本で発売される前、川田さんはアメリカで「iPhone」に触れました。それまでのタッチパネルとは次元の違うクオリティに感じ、隅々まで行き渡ったUI(ユーザーインターフェース)は「最高にイケていた」という








川田さんにお聞きする「選択」


1.「起業」という選択

元々、「ネットでベンチャーやりたい!!」という気持ちは持っていたんですよ。そうしたら、ある日、僕が務めていたマッキンゼーの先輩である南場さんに「一緒に起業しないか」という誘いを受けたんです。ただ、状況的には留学準備をするのが妥当でした。自分のキャリアを考えると、英語を学ぶというのが当時の選択としては自然だったんですね。つまり、起業か留学という選択でした。

南場さんからは、「ネットークションサイトの立ち上げ」のベンチャーをやらないかと誘われました。当時は、ヤフーオークションも無かった時代です。オークションの可能性に半信半疑だった私は、その後色々調べてみました。すると、「これはヤバい」と感じたのです。何がヤバいかというと、一度使ったらもう無い状態には戻れないという不可逆性があることなんですよ。そして、そういうサービスはブレイクするんですね。だから絶対に可能性があると思ったんです。

それから、会社をやめることを決意して起業しました。もし、僕が留学に行って、成長し続けるDeNAを外から見ていたら、悔し涙を流していたでしょうね。振り返ってみるとですが、起業という選択は非常に重要なものになっています。


2.「投資家」としての選択


僕は、「プロダクト」で判断します。例えば、プロトタイプを触った瞬間に投資を決めたケースもあります。確かに、投資をする相手の人間性を見るという話は良く聞かれますが、僕の場合は最終的にやっぱり「プロダクト」がイケているかですね。本当に良いプロダクト作る人というのは、人を見ただけではわからないというのが僕の考えです。

プロダクトが良いか悪いかというのは、もう感覚的な世界です。プロトタイプを使ってみないとわからない部分です。ただ、プロダクトの「領域」については「筋」というのがあります。プロダクトの領域がホットであるかというのはやはり投資家として論理的に分析する必要があると思いますね。

「プロダクトがイケてるか」これに尽きるんですよ。」逆に言えば、どんなに美しいビジネス企画書があったとしても、プロダクトの使い心地が良くないと投資する気は起きませんね。そもそも、ビジネス的なことは他の人が代わりにやれば良いと思うんです。






取材場所は、ミッドタウンの「リッツカールトンカフェ」でした!!

以上、川田さんにお聞きした「選択」でした!




0 件のコメント:

コメントを投稿